HASEO 12星座展
支援総額
¥7,994,900
第一目標金額:¥2,500,000 達成しました
第二目標金額:¥3,500,000 達成しました
第三目標金額: ¥ 4,500,000 達成しました
第四目標金額: ¥ 6,500,000 達成しました
第五目標金額: ¥ 7,500,000 達成しました
第五目標が達成した場合には東京都内のギャラリーで小規模な12星座の展示をさせていただきます(時期未定)
ありがとうございました
【ご挨拶】
時下ますますご清栄のことと存じます。
日頃より写真家HASEOが大変お世話になっております。
さて、この度2023年8月30日から9月10日まで、個展「12星座展」を開催させていただく運びとなりました。
2017年から今まで3回、同テーマにて作品を制作して参りました。
HASEOが人生をかけた「12星座」の集大成を、皆さまに是非その目で見ていただきたく思います。
是非皆さま方の応援・ご支援を賜りたく何卒宜しくお願い申し上げます。
HASEO個展「12星座展」
場所:市民ギャラリー矢田 第一展示室
住所:名古屋市東区大幸南一丁目1番10号 カルポート東4F
URL:https://www.bunka758.or.jp/scd19_top.html
期間:8月30日(水)〜9月10日(日)
時間:平日12:00-19:00 土:11:00-18:00
(9月2日(日)・最終日:11:00-17:00)
※月曜日定休
※閉館30分前迄にご入場をお願いいたします
【作品「12星座」に対するHASEOの想い】
【資金の使い道】
・作品制作費用
・印刷費用
・展示費用 他
私は過去3回に渡り「12星座」という作品を撮ってきました。
初めはある少女の病気がきっかけでした。
小学生の少女が北海道から名古屋に来て撮影をし、
私はその時彼女に「モデルになりなよ」と言いました。
そして彼女は私のその言葉からモデルを目指し努力し、
その夢を掴もうとしたときに、小児がんになり
絶望の淵に立たされました。
私は自分の言葉の重さと、
その言葉が呪いになってしまったのではないかと後悔しました。
海外の仕事にいく予定だったものをキャンセルして、
北海道の彼女が入院している病室まで行きました。
腰まであった髪の毛は、治療の為にショートになりました。
そして、足も取らなければいけないかもしれない状況でした。
私は明日から隔離病棟に入るという少女をベッドの上に座らせ
その上でヘアメイクをして衣装を着せて、撮影をしました。
もしも一生ベッドの上でもモデルはできる、
私ならベッドの上を素敵な世界にできる。
世界中の入院している子たちが、ベッドの上でもモデルになれる素敵な世界になれるようになればいい。
そして、僕は彼女にこう伝えました。
運命というものは神様や星座で生まれて決まるものではなく、
自分で決めるものだと。
事故や病気というものは運命なんかじゃない。突然のにわか雨が、日頃頑張っている人や良い事をしている人、悪い事をしている人にも降るように、病気や事故というものは運命ではなくどんな人にも降りかかる災害でしかない。
そして運命とはその災害から立ち直るという選択を決めた自分自身の人生なんだと。
良い選択をくりかえしていけば必ず人は幸せになり、
この不幸からもきっと立ち直れる。
そう彼女に伝えると、私は「12星座」という作品を作り始めました。
そう、運命とは自分自身で切り開き、幸せとは自分の選択の積み重ねでできるのだ。
そのように考えて作品を作りました。
そして北海道から九州まで、作品の展示を行いました。
その後彼女は、北海道の病院のみならず
全国の病院を駆けまわり、
時間はかかりましたが足を残し復活することができました。
私は、退院して復活した彼女を主役に、約束通り「12星座」を作りました。
しかしその撮影のあと、また彼女は手術をすることになります。
また、私自身も体を壊してしまうことになります。
そしてまた月日が経ち、彼女も私も復活した後に
創ったのが、3回目の「12星座」になります。
自分の身に降りかかった不幸や辛い事、病気・怪我
そういったことに直面するたび、立ち上がっていった彼女の姿を
追うようにして私自身が12星座という作品を創って今度は自分自身が勇気づけられてきました。
そんな彼女がついに大学生になりました。
小児がんというのは18歳までの再発率が非常に高く、
それを過ぎるとほぼ再発しないだろうと言われています。
当たり前の事は 当たり前ではない。
これはここ最近ずっと私が心に思う、大きな言葉です。
彼女にとって、毎日中学に行ける事、高校にいけること、そして
大学にいけることは当たり前ではありません。
先の未来で当たり前であることは何ひとつありませんでした。
だた彼女は不断の努力と、持ち前の明るさと、そして周りの協力によって当たり前ではないことを成し遂げたのだと私は思いました。
当たり前だということは当たり前ではない。
一緒にいる家族、友人。私も色々な人を亡くしました。
当たり前のように一緒にいた人も、当たり前にいた仲間も、
当たり前のように声をかけた相手もいつか、自分の元を離れていってしまいます。
そう、誰かが離れていかなくなるのは自分が離れてしまったときだけなのかもしれません。
誰かがいなくなるという事が本当の当たり前ならば、日常を過ごすことができるという毎日は当たり前ではなく、すごく特別なことで
私が写真を残せる日々、そして瞬間というものは、当たり前ではなく特別なものだのだというように考えています。
私の親友が今大きな病気になり、
もしかしたら私よりも早く離れていってしまうかもしれません。
いつも来てくださっていたファンの方が今、癌と戦い、私の個展に行くのが楽しみだと、全身転移した状態でそれだけを楽しみに生きているというメッセージをいただきました。
私は何もできません。
医者でもありません。神様でもありません。
予言者でもなんでもありません。
写真を撮るだけ。
そして写真に大きなメッセ―ジをつけて、人々の生きる活力に
少しでもなれたら、私が写真家として生きた証になるのではないでしょうか。
私が写真を撮れることも当たり前ではありません。
私の友達、私の周りに人がいることも
こうして私の文章を読んでいただけたことも
当たり前ではありません。
この世の全ては特別で、そのすべてを大切にしたい
その気持ちを伝えたい。
その想いから私は、4回目の12星座の撮影をし
自分の人生すべてをかけた写真展をやりたいと思っております。
HASEO